親が子に期待するのと同じくらい、
子は親に期待している。 親が子を思いやるのは当たり前と思われていますが、
どれだけの親が実際に子供を思いやっているでしょう。
思いやりとは、子供のことをよく知ることです。よく耳を傾け、
子供の中の世界がどんなものなのかを理解しようとし、たとえ
自分の思うとおりでなくてもその子の世界を受け入れることです。
子供の存在に感謝し、尊敬を払い、愛情を深めていくことによって、
親子の関係は進歩していきます。思いやりの心を持って接すれば、
話をするのが安心で楽しくなり、いじめなどの悩みも自然に親に
打ち明けられるようになるはずです。
子供は親の姿を見て学んでいく。 親に感謝し、親を思いやる心は、広く他人を思いやる心の基盤となるものです。
まず親が自らの親である祖父母を大切にする姿を見せることを心がけましょう。
大人たちは、自らの親への接し方や、思いやりに欠ける社会の在りようについて、
子供自身から問われているのだということを考えましょう。